東京都台東区下谷にある小野篁(おののたかむら)を祭神とする古社が小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)。溶岩を積んだ富士塚「下谷坂本富士」があることから地元では「お富士さん」と呼ばれています。境内に残る11基の塔が残る庚申塚(こうしんづか)は、日本三庚申に数えられた入谷庚申堂の名残とか。
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東京都台東区浅草にある聖観音宗の寺、本龍院。浅草寺の子院のひとつで、山号の待乳山、本尊の歓喜天(聖天)から待乳山聖天(まつちやましょうでん)と称されています。奈良県生駒市の生駒聖天(宝山寺)、埼玉県熊谷市の妻沼聖天(歓喜院)とともに日本三大聖天にも数えられています。浅草名所七福神の毘沙門天も祀られています。
千葉県館山市にある真言宗智山派の寺、遍智院小塚大師。弘仁6年(815年)に空海(弘法大師)が衆生救済の祈願にあらゆる災難・禍の身代りとして自らの木像を自刻し、本尊として創建と伝わる古刹。曼茶羅山金胎寺遍智院というのが正式名で、大神宮字小塚にあることから一般に「小塚大師」という名で親しまれています。
東京都品川区南品川にある江戸三十三箇所観音霊場の第31番が品川寺(ほんせんじ)。寺伝では大同年間(806年〜810年)に空海(弘法大師)開山という古刹です(ただし空海が東国に布教に来たという裏付けはありません)。長禄元年(1457年)、江戸城を築いた太田道灌が伽藍を建立しています。銅造地蔵菩薩坐像は、江戸六地蔵の第一番。
文治3年(1187年)、源頼朝が安房国の洲崎神社(すさきじんじゃ=館山市洲崎)から、海上交通安全と、祈願成就の守護神として、天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)を勧請して祀り、品川大明神としたのが始まりという古社。東京十社のひとつで、東海七福神の大黒天を祀っています。
東京都文京区大塚5丁目にある真言宗豊山派の大本山が護国寺。正式名は神齢山悉地院大聖護国寺。天和元年(1681年)、5代将軍・徳川綱吉は江戸城三の丸に暮らす生母、桂昌院(3代将軍・徳川家光の側室)の願いから、桂昌院の祈願寺として護国寺の建立を命じ、創建。本尊は桂昌院念持仏の琥珀如意輪観音(秘仏)。
標高200mの武山の山頂の一角にある武山不動。浄土宗の寺で、正式名称は龍塚山(りゅうちょうざん)不動院持経寺。江戸時代には浦賀水道を通る船の目印にもなり、地元の漁師はこの山がどこに見えるかで漁場の位置を確認したことから「浪切不動」とも呼ばれています。
江戸城松之大廊下で播磨赤穂藩藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)を切りつけた殺傷事件が発端になった「赤穂事件」。四十七士が本所・吉良邸に討ち入りし、本懐を遂げた話は『忠臣蔵』として描かれていますが、その四十七士の墓(赤穂浪士の墓)があるのが、赤穂藩・浅野家菩提寺の泉岳寺。
大石内蔵助(おおいしくらのすけ)ら赤穂浪士・四十七士の討ち入り事件を伝える話「忠臣蔵」であまりにも有名な泉岳寺。代々赤穂藩浅野家の菩提寺として、境内には藩主の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)や夫人の墓の他、吉良上野介の首を洗ったとされる首洗井戸があります。
古代に阿波国(あわのくに=現在の徳島県)から渡ってきた忌部氏(いんべうじ)が創建と伝わる古社で、安房国の一之宮。主祭神は忌部氏の祖神、天太玉命 (あめのふとだまのみこと)。創建時は布良浜(現在の布良崎神社)に鎮座していましたが、717(養老元)年、現在の社地に遷座しています。
房総半島西の突端、浦賀水道に突き出したのが洲崎(すのさき)の岬。そんな岬に鎮座する洲崎神社の祭神は、天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)。安房神社(あわじんじゃ)祭神の天太玉命(あめのふとだまのみこと=阿波から移住し安房を開いたと伝わる忌部一族の祖神)の后神(きさきがみ)です。
洞穴やトンネルの水たまりに群生し、顕微鏡でなければ観察できない鞭毛藻類のヒカリモ。そのヒカリモが日本で最初に発見されたのが富津市竹岡の発生地で、「竹岡のヒカリモ発生地」の名称で国の天然記念物に指定されています。
内房線佐貫町駅の西、東京湾・浦賀水道を見下ろす大坪山(標高124.3m)山頂に建つ、巨大な観音像。昭和36年、東京・木場の木材商(丸宇木材市売創業者)・宇佐美政衛氏が、戦没者慰霊のために私費を投じて建てたもので、高さは56m。観音像の原型は彫刻家・長谷川昂(はせがわこう)によるものです。
寺伝では、771(宝亀2)年、不思議法師と呼ばれる僧が創建という古刹で、836(承和3)年、円仁(慈覚大師)が再興し天台宗となりますが、1618(元和4)年、徳川秀忠の命で真言宗に改宗。日蓮宗になったのは昭和24年のこと。安房国東条郷(現・千葉県鴨川市小湊)で生まれた日蓮が出家得度、立教開宗した地として有名です。
この記事は「むーさんブログ」から寄稿していただきました。
元記事はコチラ ▶ 心と身美しく!清澄寺「第2回お寺に泊まろう」体験してきたよ : むーさんブログ [/aside]
お声がけありまして、千葉県鴨川市にある日蓮宗 大本山 清澄寺にて行われた「第2回お寺に泊まろう」を体験してきました!
今回案内してくださった亀井上人と荻野上人♪
行くまでは「お寺に・・・泊まる?こんな薄汚れて心も体も摩耗しきった私が神聖な場所に泊まるなど大丈夫なのかしら?」と思ってたのですが、行ってみるとそんな杞憂はまったく無用でした。
普段できないようなお祈りや体験ができ、日頃の行いをふりかえ、改めるきっかけになりました。
では、出発からいきます!
朝自宅を9時台に出発、約3時間電車に乗り、昼頃にJR「安房天津駅」に到着!
駅ついたら着いた先で昼ごはんでも食べようか〜などと思ってたのですが、駅前何にもないです。(笑)結局ごはんは朝コンビニで買ったランチパック(ピーナッツ)のみという・・・
道中は天気の良い中、空いてる電車でとても清々しく快適でした!
1時間に1本間隔で運転してるコミュニティバス(200円)に乗り、清澄寺まで!
こちら、初日の出日本一の町とのこと、停留所の先から遠く海が見えました!水面がキラキラして綺麗でしたよ〜
停留所からちょっと歩いて清澄寺(せいちょうじ)に到着!
宿坊にて受付を済ませ
「第2回お寺に泊まろう」のはじまりです。
貴重品はあずけ、スマホは基本禁止。(ワタクシはブログ&SNS要因でお呼ばれしておりますので、特別にバシバシ写真撮っています)
荷物を大部屋に持って行き、動きやすい服装に着替えます。
行く前まではお寺の床で寝泊まりするのかなと思ってたんですが、実際は旅館のような宿泊施設でびっくり。
お布団はもちろん、浴衣やお風呂セット、ポット、電源などもありました。
大部屋で女性みんなでお泊まり、今回は9名の女性と一緒の部屋で過ごしました。
また、宿坊施設はまるでホテルのようで広々としてました。
法味言上(ほうみごんじょう)
これから1泊2日無事にすごせるよう、お祈りをします。我々は一緒に手を合わせて「お題目(おだいもく)」を唱えたり、お経本を見ながら「勧請(かんじょう)」などのお経を唱えました。
太鼓をドンドン叩きながら大きな声でお経を唱えるので、とても雄々しいんだな〜と思いました。
また、仏前作法やお焼香の仕方なども教えてもらいました。
仏教では左からが基本で、歩くときは左足から、道も左側通行、また下がるときは右足からなんだそうです。
六波羅蜜(ろくはらみつ)
難しい話はわからない私ですが荻野聖人の「六波羅蜜」、6つの修行のお話はとても分かりやすかったです。
布施・・・和やかな顔で人に話しかける、気配り、施しをもつ
持戒・・・ルールを守る
忍辱・・・我慢強く耐え忍ぶ、辛いことも修行の一環
精進・・・常に努力する、しかし丁度いいところが大事
禅定・・・フラットな穏やかな気持ち
知恵・・・集団生活、物事を正しく考えて正しく生きる
これって普段でも心得ておくことですよね、自分の生活に重ねて考えさせられました。
写経
お経とはずーっと昔から仏様の思いが詰まった直接のメッセージ。(「一一文文是真仏」(いちいちもんもんぜしんぶつ)、一字一字すべてが仏という意)それを写すことは仏様を写すことにつながるとのこと。
半分に折った半紙を口に挟んで息などが紙にかからないようにし、手はお香で清めます。
写したお経は「寶塔偈(ほうとうげ)」。
意味を調べたら、「苦難にひるまないで、つねに法華経を信じ、読み、知り、説いていかねばならないことを教えている(略)」と知恵袋にありました。
「書道ではないから綺麗に書く必要はない、一文字一文字が仏様、一文字の途中でやめたらダメ」とのこと。
この作業が楽しくって。正座で書いてたから足はしびれてたものの、小さいころ書道に通ってたころを思い出し、とめ、はね、はらいなど、ひとつひとつ思いながら書いてたら書き終わるのが一番最後になってしまいました。(笑)
最後にお題目(おだいもく)「南無妙法蓮華経」を3枚、祈願も書きました。
うーん、写経楽しい!ハマるかも・・・
この旅でお題目「南無妙法蓮華経」は何度も何度も出てきます。もう一生分唱えたんじゃないかと思うほど。このお経がパーフェクトでこれだけを唱えれば完璧だからだそうです。調べれば調べるほど奥が深く、帰ってこれない感じなのでお題目に関してはまた別の機会に調べようと思います。
お夕食
夕方6時に晩御飯です!やた〜 朝からランチパックだけでしたからね。(とはいってもお腹は不思議と空いてはなかったのです)
「食法(じきほう)」を唱えて、いただきます。
精進料理ですね!
お豆腐の練り物をあげたものや、ナスの味噌田楽的なもの、おこわごはんで思ってたよりもお腹いっぱいになりました。
食べるときはおしゃべり禁止、ありがたくいただきます。
おしんこひとつとお茶を残しておいて、食器を綺麗にして飲むまでがお食事。
ワタクシ、初の試みです、綺麗に食べれました。
「朝日遥拝」の練習
明日の朝「朝日遥拝」をするための予行練習。太鼓をひとり一人持ってお題目「南無妙法蓮華経」を唱えながら歩きます。
足は左から、太鼓は1回目は叩かない。これがちょっと難しい。
みんなで輪になって練習したのですが、身体能力が問われます。私は前の人を見ながらやりました。たぶん後ろの人もそうだったと思います。私が間違えば後ろも間違う、そんなシステム。(笑)
唱題行(しょうだいぎょう)
夜のお勤め。暗がりの中、太鼓の音と合わせて、ひたすらお題目「南無妙法蓮華経」を唱えます。この日は25分ほどみんなで唱えました。
はじめ「な〜ん〜むぅ〜」とゆっくりだったのに、途中「あれ?心なしか・・・早くなってない?」と思い、気づけば「なんみょうほうれいげきょうっ」とめっちゃ早くなっており、すごく焦りました。(こういう風に唱えていくのが正しいんだそうです)
ずーっと正座なので足はしびれましたが、私はこういう同じ事を繰り返し大勢の人と一緒におこなうという行為が、包まれるような共鳴感、心はひとつ、という感じでとても良かったです。
例えるならライブの一体感のような感じでしょうか、心が清められるような心持ちになりました。
25分間はあっという間で、正座がなければ、ずっと唱えてたかったです。
茶話会
お菓子やお茶をいただきながら、小さなグループに分かれ、お坊さんたちと我々でお話をしました。
どうしてお坊さんになったのかとか、普段どういう事をしてるのか、修行の事など、貴重なお話が聞けて楽しかったです。
これにて1日目は終了!
お風呂に入り
22時には消灯して就寝!
(みんなすぐに寝付いたようで・・・ワタクシは眠れない人でして、1時頃に眠りにつきました。集団で眠る事により、自分が眠れない方の人だと気付かされました・笑)
2日目・5時起床
4時間睡眠はなかなかハードプレイですが、不思議と疲れはなく、少し冷たい空気も頬に気持ち良く清々しい気持ち。
朝日遥拝(あさひようはい)
太鼓を持って、一列になって、お題目を唱えながら山を登ります、と言っても5分くらいの距離。昨日練習した成果はあるようなないような、結構足はバラバラしてしまいました・笑。声を出すのが気持ち良かったです。
日の出は5:48。雲はあるものの・・・
雲の隙間から朝日が見れました!!
どなたか心が清らかな方のご利益でしょうか・・・ありがたし。
お題目を唱えた後、朝日に向かって願い事を大声で叫ぶという催しが。
希望の方のみとのことで、私は朝早くぼーっとしていて浮かばず、割愛させていただきました・・・。
お寺に戻り、朝のお勤めにむかいます。
本山朝勤
数名のお坊さんがお見えになり朝勤。お題目を唱え、お焼香をしました。神聖な気持ちに。
ヨガ・瞑想
朝食の前のヨガ。難しいポーズはせず、呼吸を中心としたヨガを行い、瞑想もしました。
朝食
ノリや納豆などでいただきました。ご飯は自分でよそうので自分が食べれる量がいいですね。
御朱印帳の工作
御朱印帳って自分で作れるんですね!工作は普段の仕事でも少しやってるので好きです。
好きな表紙の布を選んで
台紙から作っていきます!糊でくっつくんですね・・・
1時間半ほどかけできました!初めての御朱印帳です。
できた後、御朱印を押してもらいに大堂に向かいました。
御朱印ができる間に、境内を案内してもらいました。
千年杉
一千年を超える霊木だそうです。この写真はちょっとわかりにくいですが、木を撮った数枚の写真すべてに黄色のオーラのような光がほわ〜っと入っていて、オーラが撮れたんだな〜と思いました。
また、別の場所では清澄の魅力についてスタッフの方がお話してくれました。
お土産にメタセコイヤの種でできたキーホルダーをいだだきました。
そうこうしてるうちに御朱印いだだきました〜!初!かっこいいです。
みんなの御朱印と比べたら、書体が様々だったり、しおりの絵がひとりひとり違って楽しかったです。
修了式・法味言上
お経を唱え、これにて全行程終了!無事に終えました〜!良かった・・・
行くまでは「大丈夫かしら・・」と心配だったものの、ひとつひとつの行程がとても楽しかったです。
今回「お寺に泊まろう」に参加した方々のきっかけは、元々お寺に興味があり「宿坊研究会」で知ったり、東京・首都圏近郊に在住で気軽に来れる場所で選んだ方などがいらっしゃいました。
「お寺に泊まろう」に参加して感じたことは「美しい言葉を唱え、書き、美を受け入れる、まとう。」まさにタイトルに書いた「心と身美しく」ということ。
普段の生活は「便利、合理的、効率よく」という言葉がよく浮かぶけど、この旅で「ていねいに、いつくしむ」そんな言葉が浮かびました。
呼吸や姿勢を大事にするということも感じました。
1泊2日と短い時間で入門編のさらにはじめの一歩的な体験でしたが、普段の生活を振り返る良いきっかけとなりました。
また忙しい毎日に戻ってきたので、すでに忘れそうですが(笑)こういうきっかけは大事にしたいと思います。
千葉県鴨川市 清澄322-1
[kanren postid=”5293″]この記事は「! Buen viaje!(ブエン ビアーへ)旅と猫」から寄稿していただきました。
元記事はコチラ ▶ 初・宿坊体験【鴨川・清澄寺】第2回お寺に泊まろう! : ! Buen viaje!(ブエン ビアーへ)旅と猫 [/aside]
関東で宿坊体験ができるのは今のところ15の寺社のみ。宿坊ってなんとなく知っていたけど「いつかやってみたいかも。」位だったのですが、今回鴨川市カモ旅事務局さんにお誘いいただきまして宿坊取材をしてきました。1泊2日の宿坊体験をレポートをお届けします。
社伝によれば、菅原道真の末裔にあたる初代別当の菅原大鳥居信祐が、道真ゆかりの「飛び梅」の枝で刻んだ天神像を祀ったのが始まり。1662(寛文2)年、4代将軍・徳川家綱が江戸の鎮守として社地を寄進、現在地に社殿が造営されました。梅、藤、菊の時期には多くの人出で賑わいます。
江戸平河城の城主・太田道灌(おおたどうかん)が1478(文明10)年、江戸平河城内に天満宮を建立したのが始まり。徳川家康の関東入封で、江戸城の築城のため平川門外に遷座し、さらに1607(慶長12)年、2代将軍・徳川秀忠が現社地(貝塚)に遷しました。平河町という地名も平河天満宮(平川天神)に由来。