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安房神社

古代に阿波国(あわのくに=現在の徳島県)から渡ってきた忌部氏(いんべうじ)が創建と伝わる古社で、安房国の一之宮。主祭神は忌部氏の祖神、天太玉命 (あめのふとだまのみこと)。創建時は布良浜(現在の布良崎神社)に鎮座していましたが、717(養老元)年、現在の社地に遷座しています。

古代に安房を開拓した忌部氏が創建したと伝わる古社

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二の鳥居
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天富命を祀る下の宮
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神武天皇の命を受けた天太玉命が豊穣な土地を求めて阿波国に上陸して開拓。
さらに阿波忌部氏を率いて黒潮に乗って東遷、南房総布良浜に上陸、この地を安房(あわ)と名付けて開拓したと伝えます。

平安時代編纂の『延喜式神名帳』には名神大社「安房坐神社」(安房に鎮座する神の社)として記載されています。

平安時代に安房国一之宮となり、1180(治承4)年には源頼朝も参籠。
洲崎大神(横浜市神奈川区)は、後に鎌倉に幕府を開いた源頼朝が安房神社の分霊を勧請して創建した古社です。

現存する本殿は明治14年の再建。
神池のほとりには「あづち茶屋」もあるのでひと息つくことが可能。

拝殿の手前の巨岩は、古代に祭祀が行なわれた磐座(いわくら=神が降りたつ地)と推測されますが、現在は厳島社となって弁財天が祀られています。

「あづち茶屋」の裏手には「安房神社洞窟遺跡」(人骨22体、貝製の腕輪193個、石製の丸玉3個、縄文土器などが出土)がありますが、井戸掘削工事の際に地下1mで発見された海食洞窟のため、現在では埋め戻されて見ることができません。

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古代の磐座が厳島社(境内社)に
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安房神社洞窟遺跡
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安房神社
名称 安房神社/あわじんじゃ
所在地 千葉県館山市大神宮589
関連HP 安房神社公式ホームページ
電車・バスで JR館山駅からJRバス神戸経由安房白浜行きで20分、安房神社前下車
ドライブで 富津館山道路富浦ICから約16km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 安房神社 TEL:0470-28-0034/FAX:0470-28-0438
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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作成者: プレスマンユニオン編集部

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