内房線佐貫町駅の西、東京湾・浦賀水道を見下ろす大坪山(標高124.3m)山頂に建つ、巨大な観音像。昭和36年、東京・木場の木材商(丸宇木材市売創業者)・宇佐美政衛氏が、戦没者慰霊のために私費を投じて建てたもので、高さは56m。観音像の原型は彫刻家・長谷川昂(はせがわこう)によるものです。
千葉県立富津公園
東京湾の入口、富津岬に整備された千葉県立の公園。明治時代から太平洋戦争まで要塞地帯だったため、一般の立入が禁じられ、その結果、開発の手を免れて緑豊かな半島が残されています。公園全体が南房総国定公園に指定。海岸部は千葉県の指定天然記念物の富津洲海浜植物群落地となっています。
中の島展望台(富津元洲堡塁砲台跡)
当初は清国北洋水師、次にロシア太平洋艦隊の来攻を想定して東京湾の入口、富津岬の基部に築かれた東京湾要塞のひとつが富津元洲堡塁砲台。東京湾要塞の一部として大正時代まで機能しました。現在は県立富津公園の一部で、要塞の中央部には中の島展望台(中の島展望塔)が建っています。
富津岬展望台(明治百年記念展望塔)
東京湾に向かって、鶴のくちばしのように突き出した約5kmの砂嘴(さし)。南房総国定公園の一部で、わずか7km先の対岸に、三浦半島の観音崎を見渡せます。その観音崎と同様、幕末の1810(文化7)年には現在の県立富津公園の中の島公園展望塔の場所に富津台場、造海城(富津市竹岡)に竹ケ岡台場が築かれています。
「海あり! 山あり! 癒やしあり!」という千葉県鴨川市。鴨川シーワールドが有名ですが、実は鴨川市には、今話題のイチゴ狩り、食用菜花狩など様々な体験メニューが用意されています。それを紹介するのが、「鴨川市観光プラットフォーム推進協議会オフィシャルYouTube」。しかもモデルは、オルカ鴨川FCの選手を起用!という豪華版。
2024年3月16日(土)~4月7日(日)、ふなばしアンデルセン公園『さくらまつり』。ふなばしアンデルセン公園の園内には10種類800本の桜が植栽され、例年3月下旬〜4月上旬に見頃を迎えます。開花期間中には『さくらまつり』も開催されます。ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)の誕生日(1805年4月2日)を祝って、4月2日は中学生以下無料に。
東葉高速鉄道八千代中央駅徒歩10分の萱田地区公園の散策路に沿って咲く8種類、約7万株のスイセンと桜のコラボレーションが見事です。8種類が咲くのは八千代市の「八」をなぞらえてのこと。八千代市環境緑化公社がグリーンサポーター(市民ボランティア)と一緒に植えたスイセンです。
江戸城の本丸、二の丸、三の丸部分が現在の皇居東御苑。明治時代に宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので、今も皇居の一部であることに変わりがなく、宮内庁が管理しています。昭和43年に公開され、江戸城の核心部分を散策することが可能です。Kokyo Higashi Gyoen(the East Garden of the Imperial Palace)
太田道灌が江戸城を築いた15世紀には、江戸湾に面した現在の平川門周辺には、上平川村、下平川村という村があったのが平川門の名の由来です。太田道灌の時代から門が築かれていたと推測され、3代将軍・徳川家光の治世である1635年(寛永12)年、高麗門(第一門)、渡櫓門(第二門)という強固な枡形門のスタイルとなりました。
市川市国府台にある里見公園。春には8.4haの庭園の中央芝生広場を囲むように、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、河津桜など260本余りが咲き誇ります。『里見公園さくら祭り』期間中の土・日曜などには20:00までライトアップも実施。近隣町内会、商店会による露店も並びます。里見公園と呼ばれるのは、中世に里見氏と北条氏の激戦の国府台城だったから。
里山の四季を肌で感じることができるトロッコ列車を小湊鉄道が上総牛久駅~養老渓谷駅間に運行。客車を牽引する機関車は、小湊鐵道で実際に走っていたものを復元したもので、動力はクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。客車は4両編成で、うち2両は窓を取り去り、里山の風を肌で感じることができる仕組み。
行徳寺町通り周辺・寺町周辺自治会館・常夜燈公園など市川市の行徳(ぎょうとく)は、昔から、「戸数千軒、寺百軒」といわれる寺町。江戸時代には徳川幕府直轄の塩田、水運を利用した成田詣での経由地として栄えました。その行徳の寺町で開かれる年に一度の回遊イベントです。
じゅん菜池緑地は、古代に下総国(しもうさのくに)の国府(現在の県庁)が置かれた国府台と国分の台地の間に深く入り込んだ谷津奥に位置し、古くは、国分沼あるいは近隣の農家の人々が、じゅん菜を摘んで出荷したこともあって「じゅん菜池」と呼ばれていました。昭和56年にじゅん菜池緑地公園がオープン。園内の梅林で『梅まつり』を開催。
「かんべレタス」として有名な館山の冬レタス。12月~3月には『レタス収穫体験』が楽しめます。実は館山市の神戸(かんべ)産のレタスは中央卸売市場の品評会でも上位に名を連ねているのです。その秘密はミネラル分なのだとか。
マザー牧場内のフルーツ農園で行なわれるのが『食用菜の花摘み』、『ポピー摘み』。とくに『ポピー摘み』は人気で、例年、2月下旬〜5月上旬の土・日曜、祝日に行なわれています。作付状況の変化などもあるので、事前に問い合わせをしてから入園を。
千葉県木更津市で、イチゴ狩りが楽しめる農園が『マンモスいちご園』。時間無制限で食べ放題という太っ腹のイチゴ園です。先着順の案内で、その日の分のいちごの実がなくなり次第終了となる。「意外と小さな当園にて、皆様のご来園を心よりお待ちしております」とのこと。例年1月中旬〜5月中旬頃に営業。
マザー牧場の『イチゴ狩り』は、食べ放題ではなく、欲しい分だけ摘み取る量り売りスタイル。「たくさん食べられない方、小さなお子様連れの方にはとくにおすすめで、とってもリーズナブル」(マザー牧場)とのこと。『イチゴ狩り』が楽しめるのは例年1月~5月下旬です。
富津市鶴岡地区にある「富津アクアファーム」は、高設栽培でバリアフリー仕様、身障者用水洗トイレやベビーベット付きトイレ、子供の遊び場まで完備した農園。例年、1月上旬~5月には『イチゴ狩り』が楽しめます。千葉県で最大級1800坪の広さに4万5000株のイチゴを栽培するというイチゴ狩り園で、夏にはブルーベリー狩りも可能です。