日本有数の水仙の名所として知られる千葉県鋸南町(きょなんまち)。富津町との境にそびえる鋸山(のこぎりやま)から南側は、「上着が1枚少なくていい」といわれる避寒の地。鋸南町には1億株の水仙が咲き、日本三大水仙群生地にも選定されています。そんな鋸南町で比較的穴場の水仙の名所が谷沢水仙郷(やつざわすいせんきょう)。
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房州(千葉県南部)の花づくりは、安政年間(1854年~1860年)、元名村(鋸南町元名)に咲く日本水仙が「元名の花」と呼ばれ、船で江戸に運ばれたのが始まりといわれています。今や越前海岸、淡路島と並んで「日本三大水仙群生地」に数えられる千葉県鋸南町で、散策に絶好な場所が、「をくづれ水仙郷」です。
潮干狩で、そして「江川のり」(木更津江川漁協謹製焼のり)で名高い江川海岸ですが、実はシーズンには潮干狩で賑わう遠浅の海岸線に、なぜか電柱が沖を目ざして並んでいるという「奇観」が! これが今話題の「江川海岸・海中電柱」です。
猪鼻城(千葉城)の土塁跡が残る亥鼻公園(いのはなこうえん)内に建つ千葉市の歴史や民俗、天文に関する資料を展示する博物館。天守閣風の建物は千葉城をモチーフにしたもので、1〜4階が展示室になり、歴史年表やパネル、民俗資料などが展示されています。
千葉市の中央部に位置する青葉の森公園は、畜産試験場跡地に整備された公園。大正6年に設置された農商務省畜産試験場が前身で(昭和55年、つくば市に移転)、園内には「畜産試験研究発祥の地」碑も建てられています。53.7haという広大で緑豊かな園内は散策を楽しむのにも最適です。
房総の自然や歴史に関する博物館で、県立青葉の森公園の一角にあるミュージアム。本館展示室と野外の生態園に分かれており、本館の常設展示は、「房総の自然誌」、「房総の歴史」、「自然と人間のかかわり」という3つの展示コーナーに分かれています。
Messe(メッセ)とはドイツ語で見本市のこと。千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセは、21万平方メートルの広大な敷地に国際展示場、国際会議場、幕張イベントホールの3施設で構成されています。
かつては、漁業の町だった浦安の歴史、民俗を紹介する郷土博物館。浦安の海の生物を水槽に展示し、ジオラマや映像を交えて解説。野外展示館「浦安のまち」は昭和初期から昭和20年代後半の漁師町・浦安を再現しています。
勝浦藩主であった植村家の菩提寺。1634(寛永11)年、勝浦領主・植村泰勝が死去したとき、勝浦城内にあった浄林寺を移し、泰勝の幼名覚翁丸をとって出水山覚翁寺としました。本堂には波の伊八(武志伊八郎信由)の欄間彫刻が残されています。
ラムサール条約登録湿地の谷津干潟にある自然観察の拠点。谷津干潟周辺は自然生態観察公園として観察路が整備されていますが干潟南側に建つのが谷津干潟自然観察センター。1階と地下1階の観察コーナーからは干潟を一望に。
下総台地の西端、江戸川に面した台地上に広がる市川市の公園。里見公園と呼ばれるのは、中世に里見氏と北条氏の激戦の国府台城だったから。国府台という地名は、下総国(しもうさのくに)の国府(現在の県庁にあたる地方の行政機関)が台地上にあったから。
◆平成30年3月末閉館◆
稲毛海岸の干潟を利用して明治45年、奈良原三次(ならはらさんじ)が日本初の民間飛行場を開設。当時の複葉機(奈良原式3号機「鳳号」)が復元されたのを機に稲毛海浜公園内に建設されたミュージアムが稲毛民間航空記念館です。
谷津干潟(やつひがた)は、東京湾の最奥、千葉県習志野市に残された約40haの干潟。利根川放水路計画により旧大蔵省の所有であったために埋め立てを免れ、貴重な干潟が残されたのです。水鳥や貝、魚、カニなど多彩な生物が棲息。多くの野鳥が飛来することでも知られ、約100種(水鳥約60種)の観察が可能です。
千葉市美浜区の県立幕張海浜公園Cブロックにある面積1.6ha、平成2年開園の日本庭園。「日本の伝統的文化を表現し、接してもらうこと」を目的に造園された池泉回遊式庭園で池の畔に数寄屋造りの茶室「松籟亭」(しょうらいてい)が建っています。
昔から「鋸山を越えると肌着が一枚いらない」といわれるほど南房総は暖かく、北国で雪の便りが聞かれるときでも安房地域は花でいっぱい。なかでも注目は鋸南町の江月水仙ロード(鋸南は鋸山の南の意)。開花時期は11月〜2月。出荷時期を過ぎ、観賞用となった時期の12月中旬〜1月末には『水仙まつり』も開催。
市川市にある日蓮宗の本山が弘法寺。737(天平9)年、行基が手児奈(舒明天皇時代の国造の娘)の霊を慰めるため開基したと伝わる古刹です(創建時は求法寺)。後に空海(弘法大師)が伽藍を整備して弘法寺(ぐほうじ)と改めています(空海が東国で布教活動をした史実はないのであくまで寺伝の域を出ませんが・・・)。
千葉市若葉区富田町にある農業公園。本来は、都市部と農村部の交流、農業を振興することで地域を活性化するための施設ですが、春には15万株の芝桜、秋にはコスモスの花園が見事です。グリーンシーズンには農産物の直売も実施。
市原市飯給にある小湊鐵道線の1日平均乗車人員6名という無人駅ですが、春には菜の花と桜が咲き、多くのカメラマン、鉄道ファンの集まるスポットになっています。「世界一大きなトイレ」も駅前に設置されています。