江戸時代、将軍家の別邸、浜御殿が建てられ、6代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)が造園を完成させた大名庭園。明治維新後は皇室の離宮となり、浜離宮と呼ばれるように。戦後、都の公園として移管。入口近くの将軍・家宣の大改修を記念して植栽された「三百年の松」は、低く大きく張り出された枝振りから歴史の重みが感じられます。
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1678(延宝6)年、佐倉藩主で老中・大久保忠朝(おおくぼただとも)が4代将軍・徳川家綱から拝領した大名庭園「楽壽園」が前身となるのが旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)。往時には江戸湾に面し、海の水を庭園に引き込む潮入の庭園でした。ビルに囲まれた現在は、都立公園として庭園観賞を楽しむことが可能です。
富岡八幡宮の西に位置する深川公園。入口に自転車が駐輪され、子供を遊ばせる姿を目にする公園ですが、江戸時代は富岡八幡宮の別当(神社を管理する寺)、永代寺がありました。往時にはこのあたりが海岸線で、永代島という島の寺という意味で、永代橋の名の起こりにも通じる名刹でした。
東京都公園協会が管理する葛西臨海公園。その中心施設である葛西臨海水族園の海側にあるのが同じ東京都公園協会が運航する東京水辺ラインの葛西臨海公園発着場です。葛西臨海公園とお台場海浜公園、さらには浅草(二天門)、両国を結んで、水上バスが発着しています。
「水上バスで行こう!」がキャッチフレーズの東京水辺ライン。隅田川の両国を起点に両国〜浅草(二天門)〜浜離宮〜お台場海浜公園〜葛西臨海公園に水上バスを運航。注意したいのは東京都観光汽船とは異なること。お台場海浜公園の桟橋は、両社の共用の桟橋となっているのでお乗り間違えのないようにご注意を。
東京都公園協会が運航する東京水辺ライン。両国を起点に浅草(二天門)発着場に寄港し、お台場海浜公園、さらには葛西臨海公園までクルーズします。両国〜お台場海浜公園〜葛西臨海公園は、水上バス(海上バス)の定期クルーズとしては最長で、2時間ほどの所要。東京の川と東京港を楽しむことができます。
都立公園を管理する東京都公園協会が運航する水上バスが「東京水辺ライン」。両国発着所をメインポートにして、浅草(二天門)からお台場海浜公園を結ぶ「浅草・お台場クルーズ」、葛西臨海公園まで足を伸ばす「葛西・浅草クルーズ」、そして葛西臨海公園とお台場海浜公園を結ぶ「葛西・お台場周遊」がメインの運航ルート。
日の出桟橋と臨海副都心を海上バスで結ぶ輸送システムの基地として平成8年にオープンしたターミナル。東京港埠頭株式会社が管理する客船ターミナルで、東京国際展示場(東京ビッグサイト/江東区有明)に隣接しています。ビッグサイトで展示会や会議が開かれる際には、貴重な輸送ルートとして活躍します。
東京都観光汽船は豊洲から浅草行き「ヒミコ」が就航。お台場海浜公園〜豊洲〜浅草を結ぶ航路ですが、8月を除く毎月第2火曜・水曜は運休するほか、2月前後に3週間程度、船の点検のため運休するのでご注意を。
お台場海浜公園の一画、デックス東京前にあるお台場海浜公園桟橋には、対岸の日の出桟橋行き、隅田川クルーズの浅草行き、豊洲行きが発着。お台場海浜公園の一等地に位置するので、レインボーブリッジや東京タワーの眺望も見事。夕日や夜景時間帯の乗船もおすすめです。
東京港の日の出桟橋から、浅草(浅草営業所)、お台場海浜公園、東京ビッグサイト、パレットタウン行きが出航。現在の東京都観光汽船のフラッグシップは「ホタルナ」で、浅草〜日の出桟橋〜お台場海浜公園を結ぶ航路に就航しています。日の出桟橋のターミナル施設にはカフェと軽食販売のエアストリームを併設。
浅草・吾妻橋から隅田公園に降りた所に水上バスの乗り場があります。東京都観光汽船の通称が水上バスで、浜離宮経由日の出桟橋行の隅田川ライン、浅草・お台場直通ライン「ヒミコ」が運航されている。お台場海浜公園へは「ホタルナ」「ヒミコ」なら直通で、隅田川ラインの場合には日の出桟橋での乗り換えが必要。
稲毛海浜公園は、千葉市美浜区の東京湾沿岸に位置する約83.1haの広大な公園。芝生広場、プール、サイクリングコース、稲毛ヨットハーバー、野球場、テニスコート、三陽メディアフラワーミュージアム、稲毛民間航空記念館、稲毛記念館・日本庭園、バーベキュー施設などの施設が揃っています。
亥鼻(いのはな)は猪の鼻のように突き出した地形という意味。都川河口に突き出した台地の上に千葉氏の居館だった亥鼻城(千葉城)があり、千葉発祥の地となっています。源頼朝の重鎮だった千葉常胤(ちばつねたね=一の谷合戦、奥州藤原氏討伐などに参戦)の父・常重が1126(大治元)年に居館を構えたのが始まり。
千葉中央港にある旅客船ターミナル等複合施設が「ケーズハーバー」。千葉港遊覧船が発着する桟橋のほか、旅客船の待合スペース、シーフードレストラン、カフェ、ダイビングショップ、フラワーショップ、焼肉屋などが揃い、ウォーターフロントのデートスポットとしても人気を集めています。
千葉ポートパークは、千葉港の中央・出洲ふ頭に昭和61年に500万県民突破記念して造成された28.3haの広大な公園。昭和40年代に海を埋め立てた貨物量日本2位(名古屋港が第1位=平成25年)を誇る千葉港の中心部分で、原木輸入のふ頭として機能していました。中央に千葉港のシンボルともなる「千葉ポートタワー」が建っています。
房総半島の南端、洲埼灯台と野島埼灯台の中間、房総フラワーライン沿いに位置する4万坪の敷地を誇る花のテーマパーク。一年を通して旬の花摘みが楽しめ、パターゴルフ場、釣り、トロピカルフルーツを栽培する「トロフルガーデン」などレジャー施設が、とにかく豊富。また、シークラフト、ハーブのリースなどの制作体験も楽しめます。
房州(千葉県南部)の花づくりは、安政年間(1854年~1860年)、元名村(鋸南町元名)に咲く日本水仙が「元名の花」と呼ばれ、船で江戸に運ばれたのが始まりといわれています。今や越前海岸、淡路島と並んで「日本三大水仙群生地」に数えられる千葉県鋸南町で、散策に絶好な場所が、「をくづれ水仙郷」です。