光源寺(駒込大観音)

光源寺(駒込大観音)

東京都文京区向丘2丁目にある風雅さを漂わせながら、チャペルのような堂に大観音が安置されるのが光源寺。江戸時代から知られる駒込大観音は、東京大空襲で焼失しましたが平成5年に復興したもの。寺は、天正17年(1589年)、神田四軒町に創建され、江戸城拡張に伴い、慶安元年(1648年)に現寺地に移転しています。

現在の駒込大観音は平成5年復興の2代目で金色に輝く!

光源寺(駒込大観音)
まだまだ知られぬ観音像ですが、ぜひ一度拝観を!

江戸の鰹節問屋・丸屋宗閑(吉兵衛)の寄進という初代の駒込大観音は、元禄10年(1697年)造立の一丈六尺(5m/境内掲示には2丈6尺=約8m)の十一面観音像。
初代は金色(こんじき)に輝き「所謂大観音、一丈六尺と稱し、其御首や二階の窓戸より拝せらる」(『東京名所図会』)と、2階の窓から顔を拝むという設計だったようです。

2代目の大観音は御丈6m余でやはり金色に輝き、長谷寺の十一面観世音菩薩立像(日本最大級の木造観音立像)と同様に、錫杖を右手にしています。
木曽檜の寄木造りで彫刻され、金箔、金粉の極彩色に彩られています。

「南無大慈大悲観世音菩薩」または「オンマカキャロニキャンソワカ」と唱えるのが正しい参拝方法とのこと。

毎年7月9日〜10日には参詣すれば4万6000日分のご利益が得られるという功徳日の「四万六千日」(しまんろくせんにち)の縁日が行なわれています。

『江戸切絵図』に見る 光源寺(駒込大観音)

光源寺(駒込大観音)

『江戸切絵図』にも寺名だけでなく光源寺大観音と記されています。

光源寺(駒込大観音) DATA

名称 光源寺(駒込大観音)/こうげんじ(こまごめおおがんのん)
Kogenji Temple,Komagome Great Kannon statue
所在地 東京都文京区向丘2-38-22
関連HP 文京区公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ南北線本駒込駅から徒歩3分。千代田線千駄木駅から徒歩10分。都営三田線白山駅から徒歩8分
ドライブで 首都高速5号池袋線護国寺ランプから約3.5km
駐車場 境内駐車場を利用
問い合わせ TEL:03‐3821‐1188
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
 

光源寺(駒込大観音)

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