毎年4月8日8:00~16:00、千葉県館山市の那古寺(なごじ)で『花祭り』が行なわれます。那古寺は真言宗智山派の古刹で、坂東三十三観音霊場第33番(結願寺)。那古観音の名で有名です。『花祭り』は、正式には「降誕会」と呼び、お釈迦様の誕生を祝う行事。花で飾った花見堂内のお釈迦様像に甘茶をかけ、祝意を込めて参詣。
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千葉県館山市の那古にある奈良時代創建という古刹。『那古寺縁起』によれば、717(養老元)年に行基(ぎょうき)が創建したと伝えられる真言宗智山派の寺です。かつては源頼朝、足利氏、里見氏らの信仰を集め、源頼朝が本尊の千手観音に帰依して七堂伽藍を建立。江戸時代には、鶴岡八幡宮の別当を兼ねて隆盛しました。
坂東三十三観音(坂東三十三札所)の「総納札所」(結願所)である郡古寺(なごでら)。『那古寺縁起』によれば717(養老元)年、行基開山と伝える古刹です。平成の大修理が行われていた県有形文化財指定の那古観音堂は、平成20年10月に落慶法要が行なわれています。本尊は、千手観世音菩薩で那古観音と通称されています。