毎年12月11日、鏡忍寺『御法難会・御会式』が行なわれます。日蓮聖人四大法難の一つ、「小松原法難」の霊場が小松原山鏡忍寺。『御法難会・御会式』は、日蓮聖人を讃嘆し、法要する行事。見どころは、上人塚から境内までの女の子の稚児行列で、年長者が「童子」と呼ばれるリーダー役となって、稚児が経文を唱えて歩きます。
上人塚を出発する稚児行列
小松原では、『御法難会・御会式』を月遅れで営むのが習わし。
稚児行列は、地区内を巡行した後、本堂で儀式が執り行なわれ、聖人の歴史と感謝の言葉が書かれた「祭文」を最後に童子が読み上げます。この行事に参加した稚児は丈夫に育つと言い伝えられています。
当日は植木市などの露店が立ち並び、賑わいをみせます。
例年の法要スケジュール
11:00〜 御法難報恩読誦会・月例祈祷会
13:00〜 上人塚から稚児行列
14:00〜 宗祖報恩会式天童音楽大法要(祖師堂)
(ご注意)年によって変更がありますので、詳細は鏡忍寺にご確認下さい
小松原法難
文永元年(1264年)11月11日(旧暦)、安房天津(あわあまつ)に向かう日蓮上人の一行が、小松原(現・千葉県鴨川市)で地頭・東条景信らに襲撃を受け、弟子の鏡忍房日暁と信者の工藤吉隆が殉死、日蓮上人も腕を折られ、頭部に刀傷を負った事件。斬りつけた東条景信は、落馬したため、その後逃走。跡地に立つのが小松原山鏡忍寺です。日蓮上人の四大法難は、小松原法難、伊豆法難(現・静岡県伊東市)、松葉ヶ谷法難(神奈川県鎌倉市)、龍ノ口法難(神奈川県藤沢市)。
文永元年(1264年)11月11日(旧暦)、安房天津(あわあまつ)に向かう日蓮上人の一行が、小松原(現・千葉県鴨川市)で地頭・東条景信らに襲撃を受け、弟子の鏡忍房日暁と信者の工藤吉隆が殉死、日蓮上人も腕を折られ、頭部に刀傷を負った事件。斬りつけた東条景信は、落馬したため、その後逃走。跡地に立つのが小松原山鏡忍寺です。日蓮上人の四大法難は、小松原法難、伊豆法難(現・静岡県伊東市)、松葉ヶ谷法難(神奈川県鎌倉市)、龍ノ口法難(神奈川県藤沢市)。
鏡忍寺『御法難会・御会式』 | |
開催日時 | 毎年12月11日、御法難会11:00~、稚児行列13:00~(雨天中止)、御会式14:00~ |
所在地 | 千葉県鴨川市広場1413 |
場所 | 鏡忍寺 |
電車・バスで | JR安房鴨川駅から浦の脇方面行きバスで5分、鏡忍寺入口下車、徒歩すぐ |
ドライブで | 館山自動車道君津ICから約30km |
駐車場 | 70台/無料 |
問い合わせ | 鏡忍寺 TEL:04-7092-0604 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |