毎年2月10日(6:00瑞門開扉、8:00成満会)、千葉県市川市の大本山中山法華経寺で『大荒行成満会』(だいあらぎょうじょうまんえ)が行なわれます。700年前から続く日蓮宗大荒行堂の最終日の儀式。伝統の「百日大荒行」が成満(じょうまん)を迎える日です。
2月10日は、「百日大荒行」が成満(じょうまん)を迎える日
前年の11月1日に全国から集まった修行僧が、「国家安穏・萬民快楽」を祈り、さらには、自らの仏道修行を重ね、大荒行堂で寒100日間に及ぶ厳しい修行を終え、2月10日に成満を迎えます。
修行僧の1日は荒行の名に恥じない厳しいもので、暁天3:00から夜半23:00まで1日7回水を何度もかぶる「水行」を行ないます。
食事は朝夕2回で梅干1個が入ったおかゆを食べて、修行に励むもの。
荒行が終了に近づくにつれ、修行の厳しさを物語るかのように僧たちの頬はこけ、眼光が鋭くなっていきます。
2月10日は、修行を終える僧を出迎える檀信徒が境内に集まり、うちわ太鼓の「ドンツク・ドンドン」の音が高らかに鳴り渡ります。
大本山中山法華経寺『大荒行成満会』|市川市 DATA
大本山中山法華経寺『大荒行成満会』|市川市 | |
開催日時 | 毎年2月10日(6:00瑞門開扉、8:00成満会) |
所在地 | 千葉県市川市中山2-10-1 |
場所 | 大本山中山法華経寺 |
電車・バスで | 京成線中山駅から徒歩5分。JR総武線下総中山駅から徒歩10分 |
ドライブで | 京葉道路市川IC、京葉道路原木IC、首都高湾岸線千鳥町ICを利用 |
駐車場 | あり |
問い合わせ | TEL:047-334-3433/FAX:047-334-1796 |
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画像提供:市川市観光協会