猪鼻城(千葉城)の土塁跡が残る亥鼻公園(いのはなこうえん)内に建つ千葉市の歴史や民俗、天文に関する資料を展示する博物館。天守閣風の建物は千葉城をモチーフにしたもので、1〜4階が展示室になり、歴史年表やパネル、民俗資料などが展示されています。
千葉城天守閣で千葉市の歴史を学ぼう!
3階は千葉市の礎を築いた千葉氏に関する展示で千葉さん(千葉姓の人)なら必踏の地。
4階は千葉市の近現代についての展示となっています。
最上階の5階は展望室になっていて、千葉市街を一望に。
千葉城は1126(大治元)年に千葉常重(ちばつねしげ)によって築城され、1455(康正元)年の千葉一族の内紛で落城し佐倉に本拠を移すまで使われた中世の城。
博物館の建つ亥鼻公園には土塁や礎石などが残るほか、千葉常重の子、千葉常胤(ちばつねたね=一の谷合戦、奥州藤原氏討伐などに参戦)が源頼朝に茶を献じ、徳川家康が鷹狩途中に喉を潤したという泉、お茶の水の跡が残されています。
千葉城に天守閣はなかった!?
千葉氏時代の城は中世の館的な城郭だったと推測され、現在の博物館のような近世的な天守は当然、ここには建っていませんでした。このような天守は復元でもましてや復原でもなく模擬天守と呼ばれていますが、千葉城の場合は、観光天守閣的な色彩が強くなっています。近世的な天守があったとくれぐれも誤解なきように。
千葉氏時代の城は中世の館的な城郭だったと推測され、現在の博物館のような近世的な天守は当然、ここには建っていませんでした。このような天守は復元でもましてや復原でもなく模擬天守と呼ばれていますが、千葉城の場合は、観光天守閣的な色彩が強くなっています。近世的な天守があったとくれぐれも誤解なきように。
千葉市立郷土博物館 | |
名称 | 千葉市立郷土博物館/ちばしりつきょうどはくぶつかん |
所在地 | 千葉県千葉市中央区亥鼻1-6-1 |
関連HP | 千葉市立郷土博物館公式ホームページ |
電車・バスで | 千葉都市モノレール1号線県庁前駅から徒歩13分、JR本千葉駅から徒歩15分 |
ドライブで | 京葉道路松ヶ丘ICから約3.3km。または、千葉東金道路千葉東ICから約3.1km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 千葉市立郷土博物館 TEL:043-222-8231/FAX:043-225-7106 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |