浅草・吾妻橋から隅田公園に降りた所に水上バスの乗り場があります。東京都観光汽船の通称が水上バスで、浜離宮経由日の出桟橋行の隅田川ライン、浅草・お台場直通ライン「ヒミコ」が運航されている。お台場海浜公園へは「ホタルナ」「ヒミコ」なら直通で、隅田川ラインの場合には日の出桟橋での乗り換えが必要。
浅草と日の出桟橋・お台場を結び水上バスが運航
浅草から隅田川を下り、日の出桟橋までなら40分の船旅。隅田川にかかる12の橋は色や形が個性的で美しい橋が揃っており、隅田川橋梁群と呼ばれています。それぞれの橋の趣を川面から楽しむことができて、旅行気分も十分味わえます。
「ヒミコ」は、松本零士氏が「ティアドロップ(涙滴)」をイメージ・コンセプトにデザインした船。『銀河鉄道999』のキャラクター(星野鉄郎、メーテル、車掌さん)を船内放送に起用しています。
同じタイプの「ホタルナ」は、月が輝く夜に神秘な輝きを放つ蛍が隅田川を舞うホタルとルナ(LUNA=ラテン語で月の女神)を意味していて、松本零士氏の思いが込められた船名になっています。宇宙船をイメージしたシルバー・メタリックの流線形ボディにガルウィングの扉、
「ヒミコ」から改良されて、屋上には遊歩甲板が設置され、船外に出て通り過ぎる橋など東京港や隅田川の景観が満喫できるようになっています。
隅田川航路にもやはり隅田川の増水時にも橋の下を潜りやすい設計の「竜馬」、「道灌」、「リバータウン」などが就航し、楽しい船旅が楽しめます(水位などにより就航する船に変更があります)。
屋上デッキが開放されるのは、潮位が低めの場合に限られ、春~初夏にかけての干潮時に開放されることが多いのでご注意を。
隅田川桜シーズン(3月下旬〜4月上旬)は、お花見特別ダイヤで運航し、夜桜船桜橋周遊コースも運航(例年2月上旬から、予約受付開始)。
『隅田川花火大会観覧クルーズ』では、東京都観光汽船の船4隻に限り、特別水域で船上から隅田川花火大会を満喫できます。
ヒミコは、2月前後に3週間程度、船の点検のため運休。ホタルナは、3月前後に3週間程度、船の点検のため運休。
隅田川の定期航路は、明治18年に浅草〜両国に就航した蒸気船が始まり。後に航路は永代橋まで延長され、当時の運賃が1銭だったことから「一銭蒸気」の愛称で親しまれていました。明治時代には隅田川の橋が少なく(現在架かる多くの橋は関東大震災の復興計画で昭和初年に完成したものが多数)、また、陸上の交通手段も未発達だったことから、隅田川の東岸と西岸を結ぶジグザグの航路となっていました。そんな状況を背景に、明治31年9月、「一銭蒸気」を運航する隅田川汽船会社として設立。第二次大戦後に一度は存続が危ぶまれましたが、昭和25年に東京水上バスとして復活。高度成長期には隅田川の水質汚染によって乗客数が減少したこともありましたが、ウォーターフロントの人気、インバウンド誘致による浅草の見直しなどから近年では年間3000万人ほどの利用客があります(約半数が隅田川ラインの利用者)。
東京都観光汽船浅草営業所 | |
名称 | 東京都観光汽船浅草営業所/とうきょうとかんこうきせんあさくさえいぎょうしょ |
所在地 | 東京都台東区花川戸1-1-1 |
関連HP | 東京都観光汽船公式ホームページ |
電車・バスで | 東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス浅草駅から徒歩1分。都営地下鉄浅草線浅草駅から徒歩3分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |