第2次世界大戦後の昭和20年、連合国軍最高司令官によって、東京都北区赤羽にあった米軍施設に接収された刀剣類、通称「赤羽刀」(あかばねとう)のうち、昭和22年に約5600振が日本国に返還。その一部は千葉県の8館の博物館に譲与されています。今回、それらのうち代表的な27振を集めて展示公開。
千葉県の公立博物館保有の赤羽刀27振を展示
連合国軍最高司令官は、日本国民の所有する一切の兵器を収集し引き渡すよう日本国政府に命じました。これにより、膨大な数量の刀剣類が接収され、東京都北区赤羽にあった米第八軍兵器補給廠に集められました。
昭和22年に東京国立博物館に移送され、1132振が所有権者に返還されましたが、4576振は所有者不明のため東京国立博物館収蔵庫に保管されました。
平成7年「接収刀剣類の処理に関する法律」が成立し、所有権者不在の「赤羽刀」を全国の公立博物館に無償譲与することとなりました。
その結果、千葉県内で「赤羽刀」の譲与を受けた施設は、県立中央博物館大利根分館、県立中央博物館大多喜城分館、県立現代産業科学館、県立関宿城博物館、八千代市立郷土博物館、茂原市立美術館・郷土資料館、睦沢町立歴史民俗資料館、袖ケ浦市郷土博物館の8施設です。
今回の企画展では、8施設で所蔵する「赤羽刀」のうち、代表的なものを選び、一堂に集めて展示するものです。
千葉県立中央博物館大多喜城分館企画展 | |
開催日時 | 2016年10月21日(金)〜12月11日(日) 9:00~16:30(入館は16:00まで)、月曜(祝日、振替休日の場合は翌日)休 |
所在地 | 千葉県夷隅郡大多喜町大多喜481 |
場所 | 千葉県立中央博物館大多喜城分館(大多喜城) |
関連HP | 千葉県立中央博物館大多喜城分館公式ホームページ |
電車・バスで | いすみ鉄道大多喜駅から徒歩15分 |
ドライブで | 館山自動車道姉崎袖ケ浦ICから約34.4km、または、市原ICから約33km |
駐車場 | 町営城下駐車場(90台/無料)、大多喜城へ徒歩5分 |
問い合わせ | 千葉県立中央博物館大多喜城分館 TEL:0470-82-3007/FAX:0470-82-4959 |
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