慶応3年(1868年)11月に、横浜外国人居留地167番にJ.H.バラの依頼によって横浜在住の外国人のための礼拝所・日本人のための英語教場として、石造りの小会堂が建設されたのが始まりという歴史ある教会が、横浜海岸教会。明治5年2月2日(1872年3月10日)、横浜公会として設立した日本で最初のプロテスタント教会です。
横浜開港広場のランドマークは日本で最初のプロテスタント教会
明治8年7月10日に日本基督横浜海岸教会として大会堂が建てられましたが、関東大震災で倒壊。
現在の建物は、昭和8年、雪野元吉の設計。
雪野元吉は、名古屋生まれの横浜育ちで、宮内省内匠寮勤務の後、独立し、新京忠霊塔などを設計しています。
終戦直後に外地で病没しているため、現存する唯一の雪野元吉設計の建物がこの横浜海岸教会となっています。
塔屋には明治8年、アメリカで鋳造の鐘(鐘の側面にThe Meneely Bell Foundery, West Troy, N.Y. 1875の銘があります)が下がっています。
第二次世界大戦の空襲では、当時の渡辺連平牧師が、会堂の屋根にのぼって焼夷弾による建物の延焼を食い止め、会堂を守ったのだとか。
こうした先人たちの努力もあって往時の建物がランドマークとして残されています。
毎週日曜の10:30〜『主日礼拝』が行なわれ、希望があれば参加も可能。
12月24日には『クリスマス讃美礼拝』もあります。
礼拝についての詳細は横浜海岸教会のホームページを参照。
横浜海岸教会 | |
名称 | 横浜海岸教会/よこはまかいがんきょうかい Yokohama Kaigan Church |
所在地 | 神奈川県横浜市中区日本大通8 |
関連HP | 横浜海岸教会公式ホームページ |
電車・バスで | 日本大通り駅から徒歩2分 |
ドライブで | 首都高速横羽線横浜公園ランプから約800m |
駐車場 | 市営日本大通り地下駐車場(200台/有料)などを利用 |
問い合わせ | 横浜海岸教会 TEL:045-201-3740/FAX:045-263-6130 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |