2023年8月1日(火)〜8月31日(木)10:00〜17:00、東京都台東区谷中の全生庵で『谷中圓朝まつり』が行なわれます。怪談噺、人情噺を得意とした(故)三遊亭圓朝を偲び、墓所のある全生庵を会場として行なわれるイベント。期間中は、圓朝が怪談創作の参考に収集した幽霊画(全生庵所蔵)を一般に公開。
三遊亭圓朝遣愛の幽霊画を公開
谷中にある全生庵は、山岡鉄舟が明治維新の際に国事に殉じた人々の菩提を弔うため、明治16年に創建。
山岡鉄舟との縁で落語家・初代三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)の墓所があり、圓朝遣愛の幽霊画50幅が所蔵されています。
三遊亭圓朝は明治33年8月11日没で、圓朝忌が営まれます。
全生庵が収蔵する幽霊画は、池田綾岡『皿屋敷』、鰭崎英朋『蚊帳の前の幽霊』、伊藤晴雨『怪談乳房榎図』、伝・円山応挙『幽霊図』など。
NHK大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』のなかに『富久』(とみきゅう)という名が出てきます。
ビートたけしが演じる5代目・古今亭志ん生師匠と、若き日の志ん生・森山未來演じる美濃部孝三のふたりが語る架空の落語『オリンピック噺』にのせて物語は進行しますが、ここで登場するのが『富久』、『付け馬』、『芝浜』、『鰍沢』などの落語。
この『富久』が、初代三遊亭圓朝の作。