太田道灌が江戸城の鬼門(きもん=万事に忌むべき方角)である丑寅(うしとら/艮=北東)の方向を守るために開山した日蓮宗の寺、平河山本住院法恩寺。寺伝によれば豊臣秀吉、徳川家康も参詣したことがあるという名刹です。山号を平河山と称するのは、一帯を平河村と称したことから。
日蓮宗の名刹で除夜の鐘を撞こう
太田道灌が1458年(長禄2年)に江戸城を築くにあたり、城内鎮護の祈願所として武蔵国平河村(江戸城平川口御門)に創建した本住院が前身。孫の太田資高が寺号を法恩寺と改め、神田柳原、谷中清水町と移転した後、1695(元禄8)年に現在の太平地に遷っています。往時には塔頭20ヶ寺・末寺11ヶ寺を擁する巨刹で、現在も墨田区、台東区周辺に旧塔頭・末寺が残されています(日蓮宗は昭和16年に本山末寺の関係を解体)。西日暮里の月見の寺として有名な本行寺(ほんぎょうじ)も旧末寺。
除夜の鐘は23:00から読経が始まり、23:30から撞き始めます。参加費はにおい袋・お札が付いて1000円。例年は甘酒の接待もあります。
1月7日=七草粥(ななくさがゆ)の接待。
2月3日=節分追難会。
法恩寺|墨田区 | |
所在地 | 東京都墨田区太平1-16-26 |
関連HP | 法恩寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR錦糸町駅から徒歩10分。都営浅草線押上駅から徒歩15分 |
問い合わせ | 法恩寺 TEL:03-3622-8267/FAX:03-3622-8203 |
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