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洗足池

武蔵野台地南端の湧水をせきとめた、約4万平方メートルもの広大な湧水池が東京都大田区南千束にある洗足池(せんぞくいけ)。清水窪弁財天の湧水など、周囲の湧き水を池に湛えています。現在は大田区立の公園となり、池では手漕ぎボート(洗足風致協会運営)も楽しめます。

江戸時代から風光明媚な地として名高い池

かつては「千束の大池」と呼ばれていましたが、鎌倉時代末期の弘安5年(1282年)、病気治療のため身延山を出た日蓮が、武蔵国池上郷にあった日蓮に帰依した池上宗仲(いけがみむねなか)の屋敷(日蓮はそこで入滅)に向かう途中に立ち寄り、足を洗ったとの伝説があり、それが「洗足池」の名の起こりとなったとか。
この時日蓮が袈裟をかけたという「袈裟がけの松」(3代目)も残され、江戸時代の浮世絵師・歌川広重の『名所江戸百景』にも「千束の池袈裟懸松」として描かれています。

園内西北側には三連太鼓橋の池月橋、ソメイヨシノが植えられたサクラ山、人工島の弁天島、水生植物園などがあり、水鳥や自然の宝庫。
西のほとりに鎮座する千束八幡神社は、千束郷の総鎮守社。

また東側には、晩年当地に別荘(「千束軒」)を構えた勝海舟夫妻の墓、西郷の訃報に接して勝が立てた西郷隆盛留魂詩碑、彼らの偉業を称えた徳富蘇峰の詩碑などが立っています。

洗足池 DATA

名称 洗足池/せんぞくいけ
所在地 東京都大田区南千束2-14-5
関連HP 大田区公式ホームページ
電車・バスで 東急池上線洗足池駅から徒歩2分
ドライブで 首都高速荏原ランプから約3.5km
駐車場 なし/5台(ボート・レストラン利用者駐車場)
問い合わせ 大田区観光課 TEL:03-5744-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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作成者: プレスマンユニオン編集部

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