2023年7月29日(土)19:00〜20:30、『第46回隅田川花火大会』が開催されます。関東で花火大会といえば真っ先に思い浮かべるのが『隅田川花火大会』。テレビ東京がアサヒビールスペシャルと銘打って、独占生中継。言問橋上流の第1会場、厩橋と駒形橋の間の第2会場と2ヶ所から打ち上げられます。
ルーツは江戸中期の『両国川開き花火大会』に遡る!
享保18年(1733年)に始まった『両国川開き花火大会』をルーツとする花火大会。
第1会場では、大会の目玉でもある200発の花火コンクール玉を含む9350発が、第2会場ではスターマインなど1万650発が打ち上げられます。
言問橋周辺の隅田川の河畔公園から眺めるのがベストですが、周辺は大規模な交通規制が実施され、見学場所まで辿りつけない場合も。
例年100万人ほどの見物客を集めるだけあって、混雑も覚悟の上で見物を。
現在、人気では足立の花火、江戸川の花火のほうが上です。
東京湾観光情報局MEMO/両国の花火大会
享保17年(1732年)の大飢餓で江戸市中でも多くの餓死者が出ました。
8代将軍・徳川吉宗は、翌享保18年(1733年)5月28日(旧暦)、犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈願して、大川端(現在の隅田川河畔)で『川施餓鬼』(かわせがき)と『水神祭』を執り行ないました。この時に、両国橋周辺の料理屋が公許(許可)により花火を上げたのが両国の花火大会の由来です。
打ち上げを担当したのは万治2年(1659年)創業の、鍵屋(かぎや)。
玉屋は文化5年(1808年)、7代目鍵屋の番頭・玉屋清吉(のちの玉屋市兵衛)が暖簾分けで創業しているので、当初の両国の花火は鍵屋が担当しています。花火はもともと三河の鉄砲・火薬技術を活かして手筒花火などがルーツ。記録に残る花火見物も慶長18年(1613年)、駿府城での徳川家康です。
つまり、徳川幕府にとって花火は家康公ゆかりの行事だったわけです。
歌川広重の『名所江戸百景』両国花火/安政5年(1858年)刊
第46回隅田川花火大会|2023 | |
開催日時 | 2023年7月29日(土)19:00〜20:30、小雨決行、荒天時は中止 |
所在地 | 東京都台東区・墨田区 |
場所 | 第1会場=桜橋下流~言問橋上流、第2会場=駒形橋下流~厩橋上流 |
関連HP | 隅田川花火大会公式ホームページ |
電車・バスで | 第1会場へは東武鉄道・東京メトロ・都営地下鉄浅草駅から徒歩15分 第2会場へは東武鉄道・東京メトロ・都営地下鉄浅草駅、または都営地下鉄蔵前駅から徒歩5分 |
ドライブで | 当日は交通規制が実施されますので注意を |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 隅田川花火大会実行委員会事務局(台東区役所観光課内) TEL:03-5246-1111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |