2019年9月14日(土)〜9月15日(日)、千葉県館山市で『安房国司祭やわたんまち』が開催されます。安房国の総社・鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)の秋祭り。安房国に赴任した国司自ら司祭したことから「安房国司祭」の名がつけられ、安房地方で最大の祭礼で、「やわたんまち」(「八幡の祭り」の転化)と呼ばれています。2日間に渡る勇壮な祭りは10万人の人出で賑わいます。
平安時代中期から1000年以上に渡って続く祭礼
1日目は、
9:30〜=安房神社・洲宮神社の神輿が奉幣式(新宿神明神社)
13:00~16:00=10社の神輿が順次入祭(鶴谷八幡宮境内)
13:30~=5台の山車・お船が合同引き回し(海岸無料駐車場~神明町神明神社)
15:00=合同引き回し神明神社社殿前に整列
16:00=祭典
16:45=順次退出・新宿神明神社へ
19:30=南町交差点から新宿踏切の間で5台の競演
20:00=新宿神明神社で解散式
2日目は、
神輿
17:00=10社の神輿が順次還御(鶴谷八幡宮境内)
18:00=鶴谷八幡宮の神輿のお浜出・神幸祭(商工会議所前)
18:00~20:30=安房神社・洲宮神社など六軒町諏訪神社で休憩
山車・お船
13:00=館山消防署前に集合。鶴谷八幡宮へ
14:45=年番を先頭に順次到着
15:00=祭典
16:00=順次退出
18:30=JR館山駅東口に集合。5台の競演によるクライマックス
20:00=年番渡しの儀、解散
総社というのは、律令時代に諸国に赴任した国司(現在の知事のような存在)は、一宮から順に国内の神社を巡拝するというしきたりがありました。それを簡素化するために国内の神々を合祀して国司の勤める国庁近くに建てられたのが総社。
安房国の総社も国府近く、現在の南房総市府中(旧三芳村府中)に鎮座していましたが、武家政治の始まった鎌倉時代に現社地に遷座しました。祭神は応神天皇(八幡神)に変えたのも、武家の尊崇があったから。
安房国の総社、鶴谷八幡宮では、安房神社、洲宮神社、下立松原神社、手力雄神社、山宮神社、山荻神社、莫越山神社、木幡神社の8社によって六所祭が斎行されていました。平安時代の中期、延久年間(1069年〜1073年)に始まったものと推測されています。
安房国司祭やわたんまち(館山市) DATA
開催日 | 2019年9月14日(土)〜9月15日(日) |
所在地 | 所在地千葉県館山市八幡68 |
場所 | 鶴谷八幡宮 |
電車・バスで | JR館山駅から徒歩20分 |
ドライブで | 富津館山道路富浦ICから約4.5km |
問い合わせ | 鶴谷八幡宮社務所TEL:0470-22-1258 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
[kanren postid=”6184,6177″]