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東富橋

江東区を流れる運河・大横川、平久川の合流部に架かる橋。橋長40.5m、幅員17.6mの鋼製トラス橋。昭和5年に関東大震災からの復興で架橋され、昭和57年に改修されています。平成16年、江東区指定都市景観重要建造物に選定。さらに平成21年の塗装で、色はシックな深川鼠(ふかがわねずみ)に塗り替わっています。

現在は粋な深川を表す「深川鼠」色に彩色されています

南側からの眺め

大横川、平久川の河畔には桜が植栽され、花見シーズンには見事です。
東富橋は、琴平通り(江東区道)の橋ですが、現在の江東区古木場一帯にはかつて漁師が多く居住し、金毘羅権現を祀っていました。関東大震災までは参詣する人も多かったそうです。震災や戦災で荒廃し、現在は本郷1丁目に遷っています。

[aside type=”normal”] 琴平通りの由来は「深川の金毘羅さん」
1819(文政2)年、板橋の市左衛門邸内に讃岐の象頭山(ぞうずさん)から金毘羅権現を勧請して祀られたのに始まり。明治13年、金刀比羅宮となり、明治21年に讃岐の金刀比羅宮(本社)の境外末社(東京分社)に加えられました。
明治23年には神田和泉町に鎮座していましたが、深川古石場町に遷座し、「深川の金毘羅さん」として親しまれました。昭和20年、戦災にで建造物を焼失。
昭和39年、讃岐高松藩の邸内社として奉斎されていた水道橋金刀比羅神社と深川・金刀比羅神社を合祀し、文京区本郷1-5-11に讃岐金刀比羅宮東京分社として遷座しています。[/aside]
北側から見た琴平通りと東富橋

江戸切絵図に見る大横川・東富橋周辺

大横川、平久川というふたつの運河の形状は変わっていません
東南側、江戸時代の木置き場前からの眺め

東富橋
名称 東富橋/とうとみばし
所在地 東京都江東区富岡2丁目~牡丹3丁目
電車・バスで 東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線門前仲町駅、東京メトロ東西線木場駅から徒歩7分
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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作成者: プレスマンユニオン編集部

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