毎年5月第3日曜10:00〜12:00、千葉県鴨川市の大山寺(大山不動尊)で『火渡り祭(柴燈護摩供法要)』が執り行なわれます。修験道に伝わる柴燈護摩供(さいとうごまく)では、境内に大きな護摩壇を築き、くすぶる火の上を裸足で歩く「火渡り」の荒行をして、無病息災・家内安全を祈願します。
柴燈護摩で家内安全、五穀豊穣を祈願
奈良時代の神亀元年(724年)、良弁が開基したと伝わる安房鴨川の名刹、大山寺。
治承4年(1180年)9月、安房で再起を図る源頼朝が参詣し、戦勝を祈願したとも伝えられています。
建武5年(1338年)、足利尊氏が水田寄進したという記録が残されています。
江戸時代には多くの参詣者を集めましたが、いまでは名刹ながらひっそりとした山寺になっています。
江戸時代は京にある聖護院(天台宗)の末寺でしたが、明治維新による修験道の廃止で明治5年に真言宗に。
修験道の思想は大山講となって今も受け継がれています。
大山不動尊『火渡り祭(柴燈護摩供法要)』|鴨川市 DATA
大山不動尊『火渡り祭(柴燈護摩供法要)』|鴨川市 | |
開催日時 | 毎年5月第3日曜10:00〜12:00 |
所在地 | 千葉県鴨川市平塚1723 |
場所 | 大山不動尊 |
電車・バスで | JR外房線安房鴨川駅からバスで20分、金束下車 |
ドライブで | 東京湾フェリー金谷港から19km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 大山不動尊 TEL:04-7098-0178 |
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