横浜媽祖廟

横浜媽祖廟

航海安全の守護神として知られる道教の女神、媽祖(まそ)。「玉皇大帝」「天公」ともいわれ、中国の民間信仰では最高神にされているほどです。あらゆる神・仙人を統御し、人間の行為を算定して運命を決定すると信じられてきた媽祖を祀るのが横浜中華街にある横浜媽祖廟(よこはままそびょう)です。

清国領事館跡地に平成18年に創建

横浜媽祖廟
横浜媽祖廟

建隆元年(960年)、福建省興化府の官吏・林愿の7女、林黙娘(りんもうにゃん)は16歳で神通力を得て、筵(むしろ)を用いて海を渡り、雲に乗って島を巡回し、霊札の力で悪や災いを退けたと伝えられています。
そんな霊力から「通賢霊女」と崇められ、中国の沿岸部、浙江省の舟山群島(舟山市)、福建省、広東省東部の潮州市、台湾、香港、マカオなどではとくに信仰されています。
マカオの地名の由来は、媽閣廟(マーコッミウ/広東語)近くで、ポルトガル人がここはどこかと尋ねたことに由来するともいわれています。

歴代の中国皇帝からも媽祖は信奉され、清代康熙23年(1684年)には天后に封じられています。

日本には江戸時代に清国から渡来し、青森県大間町の大間稲荷神社など各地に祀られています。
横浜中華街の媽祖廟は、清国領事館跡地である山下町公園(横浜居留地135番地)の隣接地に平成18年3月17日に落慶したもの。
明治16年、この地に移転した横浜の清国領事は、横浜在住の中国人だけでなく、築地居留地、函館居留地に暮らす中国人も管轄していました(辛亥革命後は、中華民国総領事館となりましたが関東大震災で倒壊)。

鐘楼、太鼓楼の建設には媽祖廟の建設現場から出土した明治・大正期の分銅印手焼きレンガ・機械製レンガ・有孔レンガ(関東大震災で崩壊したもの)が再生されています。

横浜媽祖廟では、売店で線香を購入し、5つある香炉の順に線香を供えて参拝するという独特のしきたりがユニークです。
線香を焚いて願い事を神様に伝えますが、線香の煙が神様との通信手段と考えられているのです。
神様に願い事をするときは、金紙をお供えしますが、金紙も売店で購入可能です。

(1)天の神様の香炉 玉皇上帝=【ご利益】国泰平安
(2)媽祖の香炉 天上聖母=【ご利益】航海の安全
(3)臨水夫人 註生娘娘の香炉=【ご利益】安産・子宝
(4)文昌帝君 月下老人の香炉=【ご利益】学問・縁結び
(5)土地の神様の香炉 福徳正神=【ご利益】金運招財・財産安全

横浜媽祖廟 DATA

名称 横浜媽祖廟/よこはままそびょう
所在地 神奈川県横浜市中区山下町136
関連HP 横浜媽祖廟公式ホームページ
電車・バスで 横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分、またはJR石川町駅から徒歩5分
ドライブで 首都高速横羽線横浜公園ランプから約1km
駐車場 中華街パーキング(300台/有料)
問い合わせ 横濱媽祖廟事務局 TEL:045-681-0909/FAX:045-222-6332
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

横浜中華街で『媽祖誕』

2018.05.03
 

横浜媽祖廟

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