吉保八幡神社例大祭・流鏑馬神事(鴨川市)

千葉県鴨川市にある吉保八幡神社(きっぽはちまんじんじゃ)の例大祭。
例年9月の最終日曜には勇壮な流鏑馬(やぶさめ)が奉納されます。

古式に則った流鏑馬は必見!

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流鏑馬神事には、華やかな山車が並び、人々が集まります

吉保八幡神社は社伝によれば、天長6年(829年)に吉保郷の鎮守として宇佐八幡を勧請して創建したと伝わる古社。
流鏑馬神事は、120間(210m)の馬場を疾駆し、馬上から15m離れた3つの的をめがけて矢を放ち、稲作の豊凶を占うもの。
3つの的はそれぞれ、早稲、中稲、晩稲を意味し矢の当たり具合で来年の敵種や豊凶を占います。

流鏑馬は、安房国の国主・里見家が領民に武芸を広めようとして行われたものが始まりだと伝わり、鎌倉時代の文永年間(1264年~1275年)から続く歴史ある神事。
現在でも厳格な規律が守られ、射手は7日前から禰宜殿に泊まり込み潔斎に励みます。
流鏑馬当日まで毎朝4時に起床し、井戸水で水垢離(みずごり)、別火の生活を送るのです。
こうした古式に則る流鏑馬神事は、千葉県の無形民俗文化財に指定されています。

ちなみに
「江戸時代に置かれた嶺岡の牧(峯岡牧)、牧を管理する牧士制度などの伝統がこの行事の土壌にあります」(カモ旅)とのこと。
嶺岡の牧は、元々、戦国時代に里見氏がすでに軍馬の飼育管理を行なっていたとされ、そんな歴史が連綿と伝わる流鏑馬神事の背景にはあるのです。

安房国の国主・里見家が領民に武芸を広めようとして行なわれたものが始まり
安房国の国主・里見家が領民に武芸を広めようとして行なわれたものが始まり

当日の日程(例年)

13:15~ 獅子舞(禰宜宅)
13:55~ 行列(禰宜宅~神社)
14:30~ 祭典(神社)/祝詞奏上・神酒二献の儀
15:30~ 流鏑馬(馬場)/馬場ならし一走→的の準備→素馳一走→的に矢を投げる一走→騎射三走
終了後  神酒二献の儀(神社)・行列(神社~禰宜宅)

吉保八幡神社・流鏑馬

吉保八幡神社例大祭・流鏑馬神事 DATA

開催日 9月最終日曜
所在地 千葉県鴨川市仲253
場所 吉保八幡神社
電車・バスで JR外房線鴨川駅から鴨川日東バスで吉保下車
ドライブで 館山道君津ICから28km
駐車場 200台/無料(17:00以降は利用不可)
問い合わせ 鴨川市観光協会 TEL04-7093-3800
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
 

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