【除夜の鐘&初詣】慈眼寺|東京都港区

三田にある曹洞宗の慈眼寺(じげんじ)は、1593(文禄2)年創建の禅寺。もともと八丁堀にありましたが1635(寛永12)年、幕府の命で三田に移転しています。江戸城拡張工事に伴って、与力同心屋敷の用地が必要となったため八丁堀の地にあった寺は、三田や下谷に移転を余儀なくされたのです。

除夜の鐘は人数制限なしで撞くことが可能

除夜の鐘は、12月31日23:40~翌1:00まで制限なしで撞くことができます。先着108人は干支の根付を授与。志納(世界の難民救済募金に寄付)。

八丁堀にあった寺町と寺の集団移転
家康の江戸転封以降に埋め立てが進んだ八丁堀には、1593(文禄2)年の慈眼寺、1595(文禄4)年、日蓮宗の大仙寺が建立されたのをきっかけに、今では三田に移った宝生院(真言宗智山派)など慶長年間に多くの寺が建立されました。
1636(寛永13)年の江戸城拡張工事に先立ち、その前年の1635(寛永12)年、八丁堀寺町の寺院は、玉円寺だけを残して全寺院が江戸の郊外へ移転しました。移転した寺町につくられたのが与力同心の組屋敷です。
 

 

慈眼寺|東京都港区
所在地 東京都港区三田4-3-24
電車・バスで 東京メトロ南北線・都営三田線白金高輪駅から徒歩9分
問い合わせ 慈眼寺 TEL:03-3451-0736
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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